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北原的名盤 第13回 アン・ルイス / Cheek

執筆者の写真: sorotsudosorotsudo

1980年発表のアン・ルイスの洋楽カバーアルバム。

古い人を引っ張り出して申し訳ないが、アン・ルイスは歌唱力と綺麗な声の質からして、同時代の歌手の中では一歩時代の先を歩いていたのではないかと思う。そのアン・ルイスの、私の中での最高傑作がこのアルバムだと思っている。

アン・ルイスのヒット曲と言えば「六本木心中」や「グッド・バイ・マイ・ラブ」が有名だが、その他の曲も合わせると、どちらかと言えばアップテンポの曲が多く、ロック系の歌謡曲を歌う歌手のイメージが強いが、このアルバムはCheekという名前の通りバラード調でゆったりと踊れるような曲が中心に収められている。

全曲を英語で歌われているが、竹内まりやの作詞・作曲の「One Sided Love」「Linda」も英語で歌われていて、日本語で歌われるよりもすごく雰囲気が出ていて良い。その他の曲は1960年代のオールディーズで、1960年代になんと良い曲があることか、今聴いてもすごくいい。

少し話が逸れるが山下達郎が「On the Street Corner」のアルバムで1960年代のアメリカの楽曲を紹介して見せたのも1980年で、この頃の私はオールディーズの素晴らしさをこの2人に教えてもらいました。

アン・ルイスのCheekシリーズ(洋楽カバーシリーズ)は、やっぱり密かに売れたのでしょうね。3作目まで続編のアルバムが発表されているが、最初のこのアルバムが一番良いと思います。


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