あまり知られてはいないかもしれないが、「CUSCO」はクリスチャン・シュルツとマイケル・ホルムが1979年に結成したドイツのグループ。全曲、シンセサイザーを中心としたイージーリスニング音楽。
「CUSCO」という名前は、かつてインカ帝国の首都であったペルーの都市クスコにちなんで名付けられたらしく、そのため南米のエネルギーを感じさせて有名なアルバムは「インカ帝国」だと思うのだが、今回取り上げたのは1982年発表の3枚目のアルバム。
私は曲の雰囲気からして涼しさを感じるこのアルバムが好き。同じ雰囲気としては5枚目のアルバム「バージン諸島」や、6枚目の「アイランドクルーズ」も良いと思う。私の好みなのだが、音を重ねて計算して作られた曲も素晴らしいが、シンプルに楽器の音と音階だけで曲を表現することも素晴らしいと思う。そういう意味で、このアルバムはシンセサイザーで涼しさを感じさせて、心地よい。

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