「松たか子」は女優ではなく、私の中ではミュージシャンの分類に入る。
(そもそも、松たか子が女優として出ている映画をあまり見ていないので、女優としての評価がどうなのかは知らない)
今回取り上げた「Cherish You」のアルバムは、2007年発表の8枚目のアルバム。代表曲の「明日、春が来たら」が入っている。その他にも竹内まりやの曲である「みんなひとり」も良い。でも「コイシイヒト」の曲が入っていないのがちょっと残念。
ミュージシャンの表現する曲には当然その人の人柄が出てくると思うのだが、松たか子の曲は、その育ちの良さがそのまま曲に出ているような歌が多くて、私は好きだ。影が一切入らない詩の表現や、変に力まないまっすぐな歌い方など「あぁ、この人はずっと日向で育ったんだろうな」と思わせる。それが嫌味には感じなくて、むしろ私は気持ちが良い。
最近の話題としては、「アナと雪の女王」の主役、エルザの声優として日本語吹き替えを担当。映画の中の吹き替えだけではなく、ついでに主題歌の「Let It Go」を歌ったら、その歌唱力の高さで話題になった。
また、音楽プロデューサーの佐橋佳幸と結婚したので、竹内まりやが山下達郎と結婚して良い曲を連発しているように、音楽的才能を開花させると期待してたが、やっと2017年に「明日はどこから」のアルバムを発表。タイトルく曲の「明日はどこから」は松たか子が自ら作詞・作曲しているし、NHKのテレビ小説の主題歌になった位なので、良い曲なのだが、その他の曲は他の人から提供された曲が多く、松たか子の良い所が出てないかなぁ。アルバムとしては「Cherish You」の方が良いかも。
でも、作詞・作曲のペースが落ちているのはやはり女優業が忙しいという事か?天は人に二物を与えるのね。

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