今回は「さだまさし」をとりあげようと思う。
抒情派フォークの代表みたいな形で「グレープ」のグループ名でデビューし、精霊流しの曲でヒット。その後数々の名曲を残している。アルバムの数は限りなく、一体何枚出しているか分からないが、その時々で良い曲があるので、アルバムとして1枚取り上げるのは難しいが、私は、さだまさしがまだ若く、ソロとして活動し始めた初期の頃の3枚のアルバムが好きだ。
ソロとして発表したアルバムで1枚目「帰去来」、2枚目「風見鶏」、3枚目「私花集」。その中から1977年発表で2枚目の「風見鶏」。ヒット曲としては「雨やどり」の曲が入っているが、そのほかにも「飛梅」「セロ弾きのゴーシュ」などが収められている。。
さだまさしが好きな人は、その詩の世界観が好きな人が多いと思うが、初期の作品は特に、情景の中に想いを重ねているような曲が多いと思う。それが好きな人、嫌いな人の両極端に評価が分かれてしまうのが「さだまさし」だけど、フォークの時代を一方で支えて、今に至って活躍しているのは素晴らしい。
でも、さだまさしのアルバムで一番良い(面白い)のは、「さだまさしトークベスト」だったりする。下手な落語よりよっぽど面白い。

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