ユーミンは荒井由実の時代を含めて、いったい何枚アルバムを出しているのだろう。しかもコンスタントに名曲と言われる曲を出していて、その中から名盤を選ぶって、そりゃ難しいです。必然的に良い曲を集めたベスト盤が名盤になるのだが、ベスト盤以外で数枚選ぶとして、まずはこれかな。1980年発表の「SURF & SNOW」。良く知られた曲としてはクリスマスの時期になると必ずと言っていいほど、どこかのラジオ局から流れる「恋人がサンタクロース」が収録されている。
ヒットを連発するミュージシャンは当然才能があるのだが、その才能には発表する曲がその時代の雰囲気を表現しているのも才能の一つだと思います。
1980年と言えば、世の中はバブルの最盛期。この頃の若者はバブルに沸いて、遊びもバブルでした。アルバムのタイトル通り、夏はサーフィン、冬はスキーに行く事がファッションも含めてカッコいいとみなされていた時代。曲名も「サーフ天国、スキー天国」「灼けたアイドル」「雪だより」など、サーフィンやスキーにちなんだ曲が多く、良い曲だし上手いですよね。でも個人的にはこのアルバムの中で一番好きな曲は「まぶしい草野球」です。

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